2018年2月26日月曜日

国際母語デー

2月21日は国際母語デーでした。皆さんご存知でした?

昨日、バングラデシュの演奏グループウットロンが主催し、国際母語デーを祝うイベントが板橋区文化会館で行われ、私たちAPFSも参加してきました。

国際母語デーが制定されたそもそもの発端は、バングラデシュがパキスタンの一部(東パキスタン)であった当時1952年2月21日に、パキスタンの言葉であるウルドゥー語を公用語として使うようパキスタン政府がバングラデシュの人々に強要し、そのことに反発するデモがダッカ(現バングラデシュ首都)で行われて死者が出た出来事に由来します。1999年にユネスコがこの日を国際母語デーと制定しました。バングラデシュではこの日を「言語運動記念日」としているそうです。
イベントの始まりは、デモで亡くなった死者を弔うために献花台に花をたむけました(上写真)。厳かな雰囲気から、来賓あいさつ、ウットロンの演奏に移り、数々の詩の朗読もありました(下写真)。

バングラデシュの方々が母語のベンガル語に誇りを持っていることを実感するイベントでした。私たち日本人は日本語に誇りを持っているのだろうか、日本の他の言語であるアイヌ語などに敬意を払っているのだろうかと思わせる機会でした。
日本に住む在住外国人の皆さんが、日本で母国語を大切にできるような社会に日本がなっていければと思いました。